エブセレ運営者/代表
VCとスタートアップのことに精通しており、
これまで学生から50代まで累計1000人以上のキャリア相談を
受けてきた20代女性起業家
実際にベンチャーで働きたい相談から、
そもそもベンチャーってどういうの?まで幅広くお話伺います。
IPOってなに??
IPOとは「株式を公開すること」。わかりやすくいうと上場することですが、そもそも株式を公開するとはどういうことなのでしょうか。
例えば…近所に新しくスーパーがオープンするとします。しかし、人々はそのスーパーがいつオープンするのか知りません。
そこで、スーパーの店長はチラシを近所に配り回りました。
チラシには「日曜日に新しくオープン!それを記念して卵100円セール!」と。
そのチラシを見た人々は、新しいスーパーで特売の卵を買いに行こうと足を運びます。
“株式を公開する”ことも同じで、
証券市場(という新しい場所)で、自社の株式(上でいう卵)の商品を販売することです。
では、株式を公開することで何のメリットがあるのでしょうか。
IPOをすることで、多くの人からお金を集めることができます。資金調達の一つですね。
会社は経営するためにお金が必要です。そして、多くの人から資金を調達するために、株式を公開します。
ここでもしベンチャー企業に詳しい人であれば疑問に思う方も出てくるはずです。
「え?資金調達って未上場の企業もしてるじゃん!」
未上場の会社が資金を調達する方法には何があるでしょうか。銀行からの借入、自己資金、VCからの調達。
未上場の会社でも資金調達はしていますが、一般の人が介入することは役員などでない限り難しいのです。
しかし、IPOすることで市場に自社の株式が公開されます。みなさんがよく聞く“トレーダー”と呼ばれる人やFXなど“株に興味を持つ人々”に、IPOをすることで自社の株を認知してもらえます。そして、彼らが購入することで会社に資金が入ってくるのです。
また、IPOをすることで会社の信用が高まります。
多くのベンチャー企業がIPOを目標とするだけあって、IPOは簡単にできるものではありません。
わかりやすくいうと、“認められた会社”がIPOをすることができるのです。そのため、社会からの信用度が上がるのです。