今回は、次のステージでのポストバリュエーションが期待大なベンチャー企業の成長の法則について考えていきます。
具体的に、「シリーズAで2億調達してから5年以上経過しているが、従業員が10人以上増えている」について見てていきましょう。
エブセレ運営者/代表
VCとスタートアップのことに精通しており、
これまで学生から50代まで累計1000人以上のキャリア相談を
受けてきた20代女性起業家
実際にベンチャーで働きたい相談から、
そもそもベンチャーってどういうの?まで幅広くお話伺います。
目次
1. 用語説明「バリュエーション」
バリュエーションとは、企業価値評価のことを指します。
簡単に言えば、ベンチャー企業の経営者はVCから資金調達を行う際に、自社の”企業価値をもとに”交渉を行います。
ベンチャー企業がVCと資金調達の話を行うときに考えるバリュエーションには、
「プレマネー(前/Pre Money)」と「ポストマネー(後/Post Money)」の二つがあります。
“Pre Money Valuation”とは、新規投資がなされる前の企業価値をいい
“Post Money Valuation”とは、新規投資によりニューマネー(調達した資金)が入った後の
企業価値を指します。
このように、ベンチャー企業の価値はVCとの交渉により決まっていきます。
2. Judge100成長の法則
シリーズAで2億調達してから5年以上経過しているが
従業員が10人以上増えている
「シリーズAで2億調達してから5年以上経過しているが、従業員が10人以上増えている」ベンチャー企業は
・ここ数年での事業成長率が高い
・魅力的なサービスである
ということが言えます。
シリーズAから調達がしばらく期間が空いているベンチャー企業を一見、「あまりうまくいっていないのかな?」と思いがちですが、全てではありません。
資金調達を行わない=調達する必要がないほどビジネスが上手くいっている
ということも言えます。
調達をする必要がないほどサービスが順調ということは
次のラウンド(シリーズB以降)で高い企業価値がつく可能性が高い
という見込みがあります。
3.シリーズAで2億調達してから5年以上経過しているが、従業員が10人以上増えているベンチャー企業
株式会社ビズリーチ