2018年も残り4ヶ月ほどになってきました。ベンチャー界隈では、多くの企業が資金調達を行いました。
国内のベンチャー企業の資金調達額は2018年の1月〜6月で1732億円と、前年より4割増えたそうです!
ベンチャーへの投資額も大幅に増えたことは、それだけ社会からの期待が増えたということがわかりますね。
さて、そんなベンチャー業界ですが…
今回は、“日本の有名VC”に注目してベンチャー企業を見抜くJudge100成長の法則をお伝えするとともに
日本のVCが期待する市場で挑戦するベンチャー企業を累計調達額が多い順にランキング形式でご紹介します。

1. 日本のVCが期待するベンチャー市場ランキング
第1位 Fintech 10票
まだまだ根強い人気を誇るFintech市場。ICOやブロックチェーンといった言葉はすでに何度も耳にしてご存知の方も多いはず。20社のVCの半分がトレンドとしてあげた市場です。(中には他VCが取り上げることを考慮して今回コメントを控えたVCもいるので厳密に言えば半分以上)

第2位 AI 6票
2016年頃から姿を現した「人工知能(AI)」。人工知能についての本などが出版されたり、ベンチャーのインターンなどでもAIを絡めたテストやグループディスカッションが多く見受けられました。また同時に、AIを支える手法の一つである「ディープラーニング」という言葉を知っている方も多いのではないでしょうか。

第3位 クラウドサービス「SaaS」 5票
SaaSは「Software as a Service」の略であり、働き方改革やデジタルマーケティングなどをテーマに、年平均成長率10%超で急成長しています。
SaaSは、ソフトウェアを提供者側のコンピュータで稼働させ、ユーザーはそのソフトウェア機能をインターネットなどのネットワーク経由でサービスとして使用し、サービス料を支払うビジネスモデルが主流です。例を挙げると、FreeeやSmartHR、ベルフェイスといった人事労務、営業といった部門や職種に特化したサービスなどです。

第4位 ライブコマース、AR 4票
服や化粧品を買うのに、フォロワーの多い人気モデルや配信者のLIVE配信を見て購入するという新しい購買の形が生まれました。ネットで検索する時代は終わり、ニュースはTwitterで、服や料理はインスタで探すという流れも…コマース以前に、youtubeやTik Tok、47など動画が近年人々の娯楽の中心になっています。
ARアプリといえば世界的に大流行した「ポケモンGO」ですね。ゲームやちょっとした遊びに使われていたAR、今では地方などの観光地の紹介や製造業といった様々なシーンでARが取り入れられています。

第5位 レガシー産業、シェアリングエコノミー 3票
物流や製造、農業といったこれまでスタートアップとは無縁であった市場に新しい波が来ている。これまで日本を支えてきた1次産業に、インターネット・テクノロジーを駆使してイノベーションを興すべく多くのスタートアップが参入していますね。
AirbnbやUberといったメジャーサービスを始め、個人で保有するのではなくシェアするという社会の流れが出始めてきました。自動車を時間貸しでシェアするカーシェアリングサービスや、家事育児のシェア、スペースのシェアや料理のシェアなど。これまでの人間のモノに対する考え方に大きな変化を与えましたね。

2. 日本のVCが期待する市場で挑戦するベンチャー企業ランキング
それでは、日本のVCが期待するベンチャー市場ランキングを元に、期待される市場でビジネスを展開しているベンチャー企業を累計調達額が多い順にランキング形式でご紹介します。
まずは「日本のVCが期待するベンチャー市場ランキング」ということで
2018年のベンチャー市場トレンドに対するVCのコメント
から今後期待されるベンチャーについて見ていきましょう。