ベンチャー転職Q&A

1. CFOをやりたいと考えている人は、“どういう思い”を持っている人が多いですか?

 

CFOをしたい人の属性は大きく分けて2つあります。
一つはこれまで大規模の組織で経理財務を見てきた、あるいは、企業を上場させた経験のある人が、もっと組織の規模が小さい時から経営全体を見たいという意思のもとスタートアップにCFOとして参画したいと考える人。
もう一つは、自分のトラックレコードを作るために、スタートアップに参画したい人。

どちらも上場に対する視座やスタートアップで働く意思は強いですが、
「自分のためか会社のためか」という点で大きく異なります。
また、前者のタイプであれば、設立から日が浅いスタートアップでも受け入れられます。
一方、後者の場合は、ミドル・レイターステージへの転職を考えた方が得策かと思います。

しかし、起業家やベンチャーキャピタルを始め、会社の成長を考え続ける人が集まる環境のスタートアップであるため、後者のタイプでCFOを考えている方は煙たがられる節もあります。

 

2. スタートアップ転職は、前のめり(転職に積極的な人)の方が採用されやすいですか?

前提として、スタートアップ転職に対して積極的な人の方がいいことはたくさんあります。今回の質問の意図を考えるに、前のめりな転職活動というのは、先方から面談したいという連絡がきたらすぐに返信すること(考える前に即レス)であったり、自分の企業におけるストライクゾーンを異常に広げて転職活動をすることなのかなと思います。しかし、これらの点を積極的な転職活動と定義するのであれば、スタートアップにおいての転職では必ずしもメリットには繋がりません。自分に振りかかるリスクをきちんと考えてスタートアップ転職をされている人の方が、自分にマッチする転職先と出会うことができ、採用まで進むことができます。主に考えるべきリスクは、「年収」「家族」「自分に本当にその業務ができるかどうか」の3点です。

スタートアップに転職するにおいて年収の減額はある程度は目を瞑らなければなりません。とはいうものの、企業側の要求を丸呑みにする必要もないのです。「人事から突きつけられる年収は現在の自分の市場価値だ」と巷では言われていますが、全てのスタートアップ企業がきちんとした報酬制度を整えていたり、人事に転職者を目利き・判断する感覚値が備わっていたりするわけではありません。「他の会社のAさんはこれくらいの値段をつけていたからうちも・・・」なんていう評価基準さえ往往にして存在するのです。

そのため、スタートアップ転職においては、自らの意思を捨ててまで前のめりな転職活動をする必要はありませんし、あなた自身をきちんと見てくれるスタートアップに出会うまで根気よく転職活動を行う必要があるのです。

 

 

3. スタートアップ転職にはもう後がない(切り札がない)気がして心配です

 

スタートアップへの転職を考える多くの人が不安に感じるのが、「もし自分が転職した先のスタートアップが倒産したらその後どうなるのか」という点です。この点についてお話しさせていただくと、スタートアップ界隈というのは、とても情報が筒抜けの環境です。仮にA社にあなたが入社して、素晴らしい業績を収めていたり、目立っていれば、すぐに他社にその情報がいい噂として伝わります。

わかりやすい例でいうと、「社員時代にクライアントだった企業にリストラ後に声をかけられて再就職した」というようなことがあると思います。スタートアップの場合は、あなたの噂が広まれば、絶好調のタイミングでも声がかかってきます。「近々お茶しましょう!お話聞きたいです」と。スタートアップの方が、会社以外のつながりが生まれやすい環境でもあります。これまで勤めていた企業では考えられなかった、新たな選択肢が、全く考えつかなかった角度(人)から落ちてくるのが、スタートアップの良いところです。